長年、一般脳神経外科に携わってきましたが、脳卒中など脳外科疾患を患った方のその後を見守りたく、2026年春から当リハビリ病院に就職しています。急性期病院の脳外科の診療は時間外も多く、患者さんが普段からもっと予防に心掛けていれば脳卒中に罹らなかっただろうと思うことが度々でした。このため、当院ではリハビリ以外にも予防の点から脳の検診を進めたいと考えています。
脳卒中は脳が卒(にわか)に中(あたる)との意味で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の三つの疾患になります。脳卒中の予防には、脳血管自体に狭窄部位があれば脳梗塞、脳動脈瘤があればくも膜下出血の危険あり、検診ではまず脳、頸部血管をMRで調べます。脳卒中の危険因子には心房細動などの不整脈、高血圧、高コレステロール血症、2型糖尿病があり、心電図、採血で調べる必要があります。脳ドック学会では脳卒中予防以外に認知症の予防にも広げており、当院では70歳以上の方には必須で70歳未満の方には希望者に簡易認知症検査で評価します。脳の健康を守るために検診を受けてください。