5月に入り、穏やかで過ごしやすい季節となりました。5月9日は「こ(5)きゅう(9)」の語呂合わせから「呼吸の日」と呼ばれ、よりよい呼吸を考え、生きる喜びを感じられるように制定された日とのことです。今回は「深呼吸」についてお話しします。
深呼吸をすることで、身体に酸素を十分に取り入れることが出来ます。自律神経に働きかけて心身をリラックスさせる効果があり、心拍数と血圧の安定、緊張の緩和、ストレス解消などの効果が期待できます。また、深呼吸は肺の下にある横隔膜が内臓に刺激を与えることで、血行促進、冷え性改善、便秘改善などの効果も期待できるとされています。心身ともに健康になり、認知症予防にも繋がります。
<効果的な深呼吸の方法>
① 全身の力を抜く
② 両手を下腹部に当て、背筋を伸ばす
③ 鼻から息を吸い、お腹を膨らませる
④ お腹をへこませながらゆっくりと息を吐く。
ポイントは、息を吐くときに吸うときの2倍時間をかけて、しっかりと息を吐ききることです。より良い深呼吸を身につけ、暑い夏に備えましょう。
リハビリテーション科 作業療法士より